売薬と受診の社会史 : 健康の自己管理社会を生きる

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売薬と受診の社会史 : 健康の自己管理社会を生きる

新村拓著

法政大学出版局, 2018.9

タイトル読み

バイヤク ト ジュシン ノ シャカイシ : ケンコウ ノ ジコ カンリ シャカイ オ イキル

内容説明・目次

内容説明

近世の養生論の時代からセルフ・メディケーションが叫ばれる現代まで、人びとの保健医療行動の流れを、売薬購入と受診という行為を切口に、上層農民の日記を通して跡づけつつ、売薬医者と薬店、医師と薬剤師の競合・確執の具体相に迫る。

目次

  • 第1部 近世の薬屋・医者・病家(高まる薬の需要 売込みをはかる薬屋;健康の自己管理社会における病家の心得 ほか)
  • 第2部 近世の日記にみる医療行動(相模国三浦郡大田和村の『浜浅葉日記』;治病・防疫を祈願する人びと)
  • 第3部 幕末・明治期の日記にみる医療行動(武蔵国橘樹郡長尾村の『鈴木藤助日記』;湯治に込められた思い)
  • 第4部 近現代医療の展開と売薬(売薬に向けられた眼差し;「調剤兼帯の医師」と調剤権の行方)

「BOOKデータベース」 より

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