金融失策20年の真実

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金融失策20年の真実

太田康夫著

日本経済新聞出版社, 2018.9

タイトル別名

金融失策 : 20年の真実

タイトル読み

キンユウ シッサク 20ネン ノ シンジツ

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注記

参考文献: p262-271

内容説明・目次

内容説明

「貯蓄から投資」は、この20年の日本の経済政策の基本に位置づけられ、1800兆円にも及ぶ個人金融資産を株式などの投資に振り向け有効活用を図ることが経済発展に資するとされてきた。しかし、「貯蓄から投資」を志向した金融構造改革、日本版ビッグバンから20年、それを推進するための金融商品取引法が施行されてから10年以上がたったが、投資主導で日本経済が生産性を高めたようには見えない。経済活性化策だったはずの直接金融への転換が銀行機能を歪め、経済危機を招いてしまった改革の誤算を解明する、平成金融意外史。

目次

  • 1 成長—貯蓄が主役の時代
  • 2 大転換—貯蓄から投資の枠組み作り
  • 3 誤算—軽視された融資の役割
  • 4 裏切り—利用者不在の改革
  • 5 失政—欠けた成長加速への目配り
  • 6 反省—問い直された「市場」
  • 7 混迷—金融社会主義の影
  • 終章 出口はあるのか—利用者ファーストへの転換を

「BOOKデータベース」 より

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