焦土の刑事
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焦土の刑事
講談社, 2018.7
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ショウド ノ ケイジ
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参考文献: 巻末
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Description
一九四五年。B29による東京大空襲の日、防空壕で女性の遺体が発見される。首には刃物による切り傷が。街に転がる無数の遺体と、目の前のたったひとつの遺体。これは戦争ではない。個人に対する犯罪だ—。捜査を進める京橋署刑事の高峰は署長から思わぬ言葉を聞かされる。「あれは、空襲の被害者だ」。殺人事件のもみ消し—そしてまた殺人が起きる。高峰は、中学からの同級生で特高に籍を置く海老沢とともに、終戦をまたいで「戦時下の殺人」の犯人を追い詰めていく。「刑事」と「公安」。現在に至るルーツがここにある。警察小説の旗手が満を持して描く大河シリーズ、開幕。
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