丸山眞男 : 課題としての「近代」
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書誌事項
丸山眞男 : 課題としての「近代」
東信堂, 2018.8
- タイトル別名
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丸山眞男 : 課題としての近代
- タイトル読み
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マルヤマ マサオ : カダイ トシテノ「キンダイ」
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文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
たゆまぬ自己批判の先に—。丸山眞男が捉えた「近代」の課題とは何か。大正デモクラシーから、戦下の軍国・超国家主義、そして戦後復興という歴史のうねりの中で、丸山は「近代」をいかに捉えたのか。天皇制という「閉じた社会」への自己批判を通して、他者存在の意義と寛容精神を唱え、個人と国家の間に位置する中間集団—自発的結社—の必要性を論じた丸山のデモクラシー論は、右傾化やヘイトスピーチ、ポピュリズムの台頭など「不寛容」と言われる現代的諸課題にも示唆を与える、決して「古典」として看過できない重要な思想である。
目次
- 第1章 丸山眞男の現代的意義とは何か(「近代」への批判から評価へ?;緑会論文の位置づけ ほか)
- 第2章 「近代」という課題(「近代」を問うこと;新しい規範意識に支えられた主体 ほか)
- 第3章 知識人と社会批判(イデオロギーとイメージ;思想の層的構成 ほか)
- 第4章 デュルケムの「国家‐中間集団‐個人」プロブレマティーク—丸山結社論への前奏(デュルケムにおける“中間集団の存続の問題性”と“中間集団の不在の問題性”;日本社会と「国家‐中間集団‐個人」 ほか)
- 第5章 自発的結社論(“中間集団の存続の問題性”と人格的主体の確立;“中間集団の不在の問題性”と結社の重要性 ほか)
「BOOKデータベース」 より