粛清で読み解く世界史
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粛清で読み解く世界史
辰巳出版, 2018.10
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シュクセイ デ ヨミトク セカイシ
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Description and Table of Contents
Description
古代から現代まで世界史を創った名だたる権力者たち。彼らはなぜ多くの者たちの命を奪ったのか。世界史の鬼才・神野正史が、「粛清」という名の生殺与奪のメカニズムに迫りながら、世界史を読み解く野心作。現代に通じる人間社会・組織のあり様がつかめ、異文化との向き合い方が見えてくる。学生からビジネスパーソンまで必読!の一冊。
Table of Contents
- 序章 大国の歴史から見えてくるもの—表面的な変化に騙されて本質を見誤るな(19世紀の覇者はイギリス、20世紀はアメリカ。中国は21世紀の覇者たる資格はあるか!?;「世界の中心」と豪語する国で繰り返された血で血を洗うがごとき殺戮と粛清の歴史)
- 第1章 中国における粛清の深層—粛清は王朝安定のためのカンフル剤。一瞬でも躊躇ったほうが殺られる社会(喰うか喰われるか、殺らねば殺られる!中国の凄惨な粛清の歴史はここより始まる!;劉氏を守るために吹き荒れた粛清は、劉氏を亡ぼすための粛清となって生まれ変わる ほか)
- 第2章 ヨーロッパにおける粛清の実相—人種差別する“戦闘民族”が神に殉じて実行した粛清史(“肌の色で人種を差別する”という蛮行を人類史上初めて始めた民族の無慈悲な「粛清」;“最凶ウイルス”を封印していた結界は破れた!以降、すさまじい災厄が世界を襲う! ほか)
- 第3章 粛清の怪物、爆誕す!—中国の粛清と欧州のイデオロギーの融合がもたらした凶事(数千年にわたって粛清の歴史を歩んできた中国はついに人類史上最悪の怪物を生み出した;“裸の皇帝”となり果てた毛沢東は人民5000万人を飢餓地獄に叩き落とす ほか)
- 結章 粛清から何を学ぶか—知識を得ることは学問の門前、得た知識をどう活かすかが学問の本髄(“知らずに犯した罪”に寛容なキリスト教と“知らずに犯した罪”は罪深いと教える仏教;ユーラシア大陸の東の果てに生まれた中国と西の果てに生まれたヨーロッパの意外な共通点 ほか)
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