琉球奪われた骨 : 遺骨に刻まれた植民地主義
著者
書誌事項
琉球奪われた骨 : 遺骨に刻まれた植民地主義
岩波書店, 2018.10
- タイトル別名
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琉球 : 奪われた骨 : 遺骨に刻まれた植民地主義
- タイトル読み
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リュウキュウ ウバワレタ ホネ : イコツ ニ キザマレタ ショクミンチ シュギ
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内容説明・目次
内容説明
一九二〇年代、京都帝国大学助教授の金関丈夫が琉球人遺骨を盗掘し、現在も、京都大学に二六体分、台湾大学に六三体分の遺骨が保管されている。本書は、帝国日本に奪われた琉球人遺骨の苦難をたどることで、日本の大学や博物館の「学知による植民地主義」を歴史的に検証し、現在も再生産される差別と偏見、支配と暴力の構造を明らかにする。そして、アイヌ、台湾原住民族ほか、世界の先住民族の場合とも比較しながら、民族の自己決定権行使としての遺骨返還運動の意義を論じる。
目次
- 序章 帝国日本の骨—琉球、台湾、アイヌコタン
- 第1章 盗掘された琉球人遺骨—京都帝国大学の「犯罪」
- 第2章 学知の植民地主義—琉球人遺骨と大学・博物館の問題
- 第3章 アメリカと大英帝国旧植民地から—世界の先住民族による遺骨返還運動
- 第4章 アイヌの骨—学問の暴力への抵抗
- 第5章 自己決定権としての遺骨返還
- 終章 生死を超えた植民地支配
「BOOKデータベース」 より