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寺社が語る秦氏の正体

関裕二 [著]

(祥伝社新書, 553)

祥伝社, 2018.11

タイトル読み

ジシャ ガ カタル ハタシ ノ ショウタイ

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注記

「伏見稲荷の暗号秦氏の謎」(講談社, 2012年刊)の改題, 修正

内容説明・目次

内容説明

渡来氏族・秦氏は、大陸の技術をもたらして栄えると、日本の宗教文化の形成に大きな足跡を残した。神社でいちばん数が多いとされるお稲荷さん、次に多い八幡社は、いずれも秦氏と関係が深い。ところが秦氏の経歴は、謎の多い古代氏族の中でも、とくにわかっていない。聖徳太子に寵愛されたという秦河勝は、のちに播磨国坂越まで逃げ、現地で亡くなったと伝わる。彼はなぜ本拠地の京都に戻らなかったのか。また秦氏の末裔でもある世阿弥は、『風姿課伝』に「秦河勝は鬼」と書いている。これは何を意味するのか。本書は、隆盛をきわめたはずの秦氏が正史から消された理由を大胆に推理、日本古代史最大の暗部に迫る。

目次

  • 第1章 日本はお稲荷さんと八幡神社だらけという不思議(神社に集う男と女;京都の神社は渡来系ばかり? ほか)
  • 第2章 太秦広隆寺と祟る秦氏の謎(聖徳太子と秦氏を結ぶ京都最古の寺;広隆寺にユダヤの痕跡が隠されている? ほか)
  • 第3章 日本文化の基層をつくった渡来氏族=秦氏(没落する秦氏;「幡」と「秦」 ほか)
  • 第4章 秦河勝の聖者殺し(蘇我入鹿も祟っていた;『日本書紀』に書かれた壮大な絵空事 ほか)
  • 第5章 権力を捨てた秦氏が日本に残したもの(荒ぶる仏法の守護神となった秦河勝;新羅から来た神 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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