歌人が巡る九州の歌枕
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書誌事項
歌人が巡る九州の歌枕
文化書房博文社, 2018.5-2019.8
- 福岡・大分の部
- 宮崎・鹿児島・熊本・佐賀・長崎の部
- タイトル読み
-
カジン ガ メグル キュウシュウ ノ ウタマクラ
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注記
主な参考文献: p363-365, p285-287
事項・作品・人名略年表: p353-362, p274-284
内容説明・目次
- 巻冊次
-
福岡・大分の部 ISBN 9784830113000
内容説明
松尾芭蕉の『奥の細道』に魅せられ、四国、山陽、山陰と歌枕の地を巡った筆者が、いよいよ西海道に歩を進めた。天孫降臨や神武天皇の東征、神功皇后の事跡など、記紀の伝えに神代を想い、万葉後期を彩った筑紫歌壇や遺新羅使の歌に触れ、自らもその地で歌を詠むという歌人としてのロマンの足跡を記した一書である。多くの歌枕の地がある西海道のうち、九州北部の筑前、筑後、豊前、豊後の四カ国を先行上梓した力作で、歌書、地誌、史書の性格を併せ持ち、続く南九州、西九州の刊行を期待して止まない。
目次
- 福岡県 筑前編(北九州市若松区;芦屋町 ほか)
- 福岡県 筑後編(一夜河(川)(併せて千年河);山本 ほか)
- 福岡県 豊前編(門司関(關);挿頭花山 ほか)
- 大分県 豊前編(倉無濱;清水宮(寺) ほか)
- 大分県 豊後編(姫嶋(併せて三穂浦);安岐湊 ほか)
- 巻冊次
-
宮崎・鹿児島・熊本・佐賀・長崎の部 ISBN 9784830113130
内容説明
古歌に読み込まれた地を訪ね歩き、四国、中国地方から九州に歩みを進めた筆者が、先著の『福岡・大分の部』に続いて、南九州、西九州の離島を含めた各地を踏査し、先々で自然、歴史、文化に触れ、自らもその地を詠み込んだ歌を詠むという、歌人のロマンを『宮崎・鹿児島・熊本・佐賀・長崎の部』として一書と成した。解説は地理、歴史、風俗など多岐にわたり、和歌書のみならず旅行書としても興味深い。筆者はさらに新たな地を探訪するとのこと、歌枕の地の歴史を紐解き、古歌を現代に蘇らせ、円熟味を増す筆者の自詠の歌で、その地に新たな息吹を吹き込むことを期待して止まない。
目次
- 宮崎県 日向編
- 鹿児島県 大隅編
- 鹿児島県 薩摩編
- 熊本県 肥後編
- 佐賀県 肥前国
- 長崎県 肥前編
- 長崎県 壱岐編
- 長崎県 対馬編
「BOOKデータベース」 より