東電刑事裁判で明らかになったこと : 予見・回避可能だった原発事故はなぜ起きたか
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東電刑事裁判で明らかになったこと : 予見・回避可能だった原発事故はなぜ起きたか
(彩流社ブックレット, 7)
彩流社, 2018.10
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トウデン ケイジ サイバン デ アキラカ ニ ナッタ コト : ヨケン カイヒ カノウ ダッタ ゲンパツ ジコ ワ ナゼ オキタカ
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Note
監修: 福島原発刑事訴訟支援団, 福島原発告訴団
Description and Table of Contents
Description
東電は、2008年の時点で、最大15.7メートルの巨大津波が福島第一原発に押し寄せるという解析結果を得ていた。いったんは会社として対策を取る方針となり、担当社員たちは奔走したが、対策費用が莫大になると分かると、元幹部らによって握りつぶされてしまう。3.11直後から「想定外の事故」と喧伝されたが、事実は正反対であり、大ウソだった。津波計算から事故当時まで、会社の経営の最高責任者であったり原発の安全対策を担当していた元役員3名(勝俣恒久、武黒一郎、武藤栄)が被告人となっている刑事裁判が現在おこなわれている。市民にむけ、争点のポイントや現時点までに明らかになっていることをわかりやすくまとめた本書を読み、経緯をウォッチしていこう!
Table of Contents
- 第1 はじめに
- 第2 双葉病院等の大量死は福島原発事故被害の象徴である—人間の尊厳が守られなかった過酷な避難による死
- 第3 推本の長期評価に基づく津波対策は必要であった
- 第4 津波計算はバックチェック基準津波を策定するため
- 第5 津波対策について東電内で何が行われていたのか
- 第6 推本の長期評価に基づいて津波対策をとる方針は常務会でも承認されていた(山下和彦検察官調書の衝撃)
- 第7 津波対策を遅らせることは許されるか
- 第8 まともな対策が立てられていれば、事故の結果は避けられた
- 第9 対策ができなければ原発は止めておくべきだった
- あとがき—真実を隠すことはできない、私たちは、あきらめはしない
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