逆転の大戦争史
著者
書誌事項
逆転の大戦争史
文藝春秋, 2018.10
- タイトル別名
-
The internationalists : how a radical plan to outlaw war remade the world
- タイトル読み
-
ギャクテン ノ ダイセンソウシ
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注記
解説: 船橋洋一
原著 (Simon & Schuster, 2017) の翻訳
ソースノート: p598-721
内容説明・目次
内容説明
ペリーによって砲艦外交の屈辱を嘗めた日本は西周(にし・あまね)が、「侵略は善」たる「旧世界秩序」を学ぶ。朝鮮を併合した日本にしかし、満州国は認められなかった。一九二八年に世界は大きく変わっていたのだった。「旧世界秩序」。戦争は合法、政治の一手段。戦争であれば領土の略奪、殺人、凌辱も罪に問われない。しかし、経済封鎖は違法。「新世界秩序」。戦争は非合法。侵略は認められない。経済封鎖と「仲間外れ」によって無法者の国を抑止する。が、どんな失敗国家も侵略されず内戦の時代に。「パリ不戦条約」という忘れられた国際条約から鮮やかに世界史の分水嶺が浮かび上がってくる。
目次
- 一九二八年という分岐点
- 第1部 旧世界秩序(戦争を合法化したオランダ人弁護士;四五〇の宣戦布告文書を分析する;殺しのパスポートをいかに得たか ほか)
- 第2部 移行期(戦争はこうして違法化された;日本は旧世界秩序を学んだ;満州事変は新世界秩序の最初の試金石だった ほか)
- 第3部 新世界秩序(一九二九年以降、永続的侵略は激減した;国の数が増えたのには理由がある;失敗国家の内戦 ほか)
「BOOKデータベース」 より