歌枕の聖地 : 和歌の浦と玉津島
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書誌事項
歌枕の聖地 : 和歌の浦と玉津島
(ブックレット「書物をひらく」, 17)
平凡社, 2018.11
- タイトル読み
-
ウタマクラ ノ セイチ : ワカノウラ ト タマツシマ
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注記
引用文献・主要参考文献: p119-120
内容説明・目次
内容説明
『万葉集』の山部赤人の歌「若の浦に潮満ち来れば潟をなみ…」以来、和歌の浦と玉津島はたくさんの歌に詠まれてきた。「若の浦」は歌道の象徴「和歌の浦」となり、玉津島は和歌の神として崇拝され、実際の地形の変化にかかわらず、歌の観念の中でその景観は維持される—歌枕「和歌の浦・玉津島」の文学史。
目次
- はじめに(旅のガイドブック—『紀伊国名所図会』;題詠と歌枕)
- 1 上代の和歌の浦・玉津島(「わかの浦」の始まり—『万葉集』の「若の浦」;赤人が見た「若の浦」)
- 2 平安期の和歌の浦・玉津島(和歌の浦・玉津島の変容;三代集の時代;藤原公任の旅;「若の浦」から「和歌の浦」へ;和歌の浦への旅)
- 3 中世の和歌の浦・玉津島(中世勅撰和歌集における和歌の浦・玉津島;『新古今和歌集』の歌人たち;熊野懐紙和歌;『新古今和歌集』;『最勝四天王院彰子和歌』と『建保名所百首』;「わかの浦」を詠むこと;定家の子孫たちと玉津島;玉津島社と新玉津島社;中世後期における和歌の浦・玉津島への旅;歌人と歌枕;和歌の浦の地形の変化)
- 4 戦国末期から近世の和歌の浦・玉津島(豊臣秀吉と和歌の浦;近世の和歌の浦・玉津島)
「BOOKデータベース」 より