西田幾多郎と瀧澤克己 : 交流の真実
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書誌事項
西田幾多郎と瀧澤克己 : 交流の真実
(日本哲学成立下の真実, 第1巻)
七月堂, 2018.9
- タイトル読み
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ニシダ キタロウ ト タキザワ カツミ : コウリュウ ノ シンジツ
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注記
参考文献: p485-489
内容説明・目次
内容説明
西田と滝沢の交流は師弟関係をその本質とするが、やがてそれはそのままに、滝沢が西田に問い迫る関係に変質した。それだけではない。その問いにおいて滝沢は、西田哲学の不徹底(根本問題)を指摘するのみならず、同時にそれを克服する代案を出してみせた。その理解力を西田本人に認められた滝沢が、西田の生前すでに、本人に面と向かって、どこまでも西田の哲学に内在しつつこれを批判、超克する試みを提出したのである。(中略)西田と滝沢の交流を追って、はからずも凄まじいドラマが見えてきた。本書はその報告にほかならない。このドラマがさしあたり日本思想史において何を意味するのか、それは本書の範囲を超える。しかしそこにはおそらく確かに、三戸が垣間見たスケールに通じる思索の出来事があったのではないか。…
目次
- 第1部 書簡にみる交流(西田・滝沢、交流の真実;西田の滝沢宛て全書簡 ほか)
- 第2部 テキストにみる交流(二人の思想的交流;何が西田を喜ばせたか…思想的交流の第一期 ほか)
- 第3部 宗教論にみる交流(秋月の指摘から問題の再構成へ;「場所的論理と宗教的世界観」の成立経緯について ほか)
- 第4部 交流の真実(逆対応と不可逆;西田と滝沢における仏教とキリスト教 ほか)
「BOOKデータベース」 より