未完のカミュ : 絶えざる生成としての揺らぎ
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未完のカミュ : 絶えざる生成としての揺らぎ
春風社, 2018.12
- タイトル読み
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ミカン ノ カミュ : タエザル セイセイ トシテノ ユラギ
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注記
参考文献: p373-383
内容説明・目次
内容説明
人間は、完結せず常に現在を生き続ける存在。終わりなき更新。「生きる」ことに関わる本質的感覚に訴え、人々を魅了し続けるカミュ。「未了性」という視点から作品を分析し、その魅力を改めてひもとく。昔話、ギリシア哲学との関連にも言及。
目次
- 第1章 死刑制度と確定性
- 第2章 習作時代における未了性(ジャン・グルニエ『孤島』と揺らぎ;初期作品と揺らぎ)
- 第3章 初期戯曲における未了性(『カリギュラ』と昔話性;『誤解』と昔話性)
- 第4章 『異邦人』における未了性(『異邦人』と揺らぎ;『異邦人』と昔話性;『異邦人』と待つということ;『異邦人』における声;古代レトリックとプラトン的対話)
- 第5章 『ペスト』と昔話性
- 第6章 後期作品における未了性(終わりなき物語としての『追放と王国』;『転落』とコミュニケーション;『追放と王国』とコミュニケーション)
「BOOKデータベース」 より