書誌事項

井筒 (いづつ)

[世阿弥作] ; 三宅晶子 [訳] 著

(対訳でたのしむ)

檜書店, 2015.5

改訂

タイトル別名

Izutsu

タイトル読み

イズツ

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内容説明・目次

内容説明

とある月の美しい秋の夜、旅の僧が在原業平建立と伝えられる在原寺の旧跡で、仏に手向ける花水を持った里の女と出会う。女は問われるままに在原業平と紀有常の娘の恋の物語を語り、自分がその有常の娘であると告げると、古塚の蔭に姿を消す。不思議に思った僧は、里人を呼んで事情を尋ねると、それはやはり有常の娘の亡霊であったようだ。夜も更ける頃 、僧は仮寝の夢にもう一度女の姿を見る。夢の中の女は在りし日の姿さながらであり、業平の形見の冠・直衣を身に付けている。そして業平の昔の舞姿を偲んで静かに舞を舞うのだった。舞うにつれ想いは高揚し、井筒に映して見た我が姿に業平の面影を見た女は、懐かしさにそって涙するが、やがて夜明けと共に僧の夢も覚めてしまう。世阿弥も「上花也」(最高級の作品である)と自賛する傑作。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB27519411
  • ISBN
    • 9784827910124
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    26p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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