近世日本の農耕景観
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近世日本の農耕景観
あるむ, 2018.10
- タイトル読み
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キンセイ ニホン ノ ノウコウ ケイカン
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注記
参考文献あり
さくいん: p95-96
2018年度愛知大学学術図書出版助成金による刊行図書
内容説明・目次
内容説明
いまみることができる農耕景観は、江戸時代と同じものではない—地域の特性に応じた背景をもって近世に著わされた「農書」と称される営農指導書を読み解き、フィールドワークを重ねてそれらを明らかにしていく。本書では、農耕景観を構成する諸要素の中から、農家屋敷・水田・畑・商品作物・農具・肥料・里山の7つを軸に近世日本の農耕景観の一端を描く。近世農書の筆者たちの環境観を、環境への順応の視点から評価した試論である。
目次
- 第1章 農家屋敷の景観
- 第2章 水田では冬期湛水してイネの一毛作をおこなっていた
- 第3章 近世の水稲耕作暦にみる自然と人間との関わり
- 第4章 畑では多毛作をおこなっていた—三河国渥美郡羽田村浄慈院自作畑の耕作景観
- 第5章 両極端に分かれる商品作物の位置付け
- 第6章 地域性を説明する農具
- 第7章 人糞尿は肥料の素材になる商品だった
- 第8章 里山は柴草に覆われた場所だった
「BOOKデータベース」 より