鏡・意志・魂 : ポレートと呼ばれるマルグリットとその思想

書誌事項

鏡・意志・魂 : ポレートと呼ばれるマルグリットとその思想

村上寛著

晃洋書房, 2018.12

タイトル別名

Marguerite Porete

鏡意志魂 : ポレートと呼ばれるマルグリットとその思想

タイトル読み

カガミ・イシ・タマシイ : ポレート ト ヨバレル マルグリット ト ソノ シソウ

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注記

参考文献: p159-173

博士学位請求論文「マルグリット・ポレートの『単純な魂の鏡』における「滅却された魂」論--意志と愛, 知性と認識の観点から--」(早稲田大学大学院文学研究科, 2013年)に大幅な加筆、訂正を加えたもの

内容説明・目次

内容説明

『鏡』における「意志の滅却」が意味するものとは。1310年のパリにて、聖職者から異端の烙印を押されたにも関わらず、自説を撤回せずその思想を広めようとしたために火刑に処された女性—マルグリット・ポレート。彼女の唯一の著作である『単純な魂の鏡』における意志の滅却を契機とした「魂の完成」について、その思想全体を体系的に明らかにし、意志概念と知性概念の本質に迫る。

目次

  • 第1部 ポレートの身分と異端問題(ポレートと『単純な魂の鏡』;14世紀初頭までのベギン運動;「ベギン」としてのポレート;異端判決引用文に対する解釈)
  • 第2部 意志概念と愛(魂の辿る七つの段階と第五段階における変容;自由意思;意志概念)
  • 第3部 知性認識とその構造(「女性神秘家」における理性と経験;知性と認識;再帰的対自意志)

「BOOKデータベース」 より

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