書誌事項

近現代日本史との対話

成田龍一著

(集英社新書, 0964D, 0968D)

集英社, 2019.1-2019.2

  • 幕末・維新-戦前編
  • 戦中・戦後-現在編

タイトル読み

キンゲンダイ ニホンシ トノ タイワ

注記

参考文献: 幕末・維新-戦前編:p466-484, 戦中・戦後-現在編:p531-547

略年表: 幕末・維新-戦前編:p485-490, 戦中・戦後-現在編:p548-553

内容説明・目次
巻冊次

幕末・維新-戦前編 ISBN 9784087210644

内容説明

これまでの通史の多くは、国家としての日本が辿ってきた道筋を軸に記述してきた。それに対し本書は、人びとの動きがつくり出す一つの流れ—人間関係から社会の仕組みまで—を「システム」として捉え、その変遷を軸に近現代日本の歴史を叙述する。本書は、“幕末・維新‐戦前編”として、システムA1(国民国家の形成)・システムA2(帝国主義への展開)とシステムB1(戦争への動員体制)を軸に、そのシステムのもとでの人びとの経験とその意味を考える。システムの推移を追うことで、さまざまな出来事が、その力学の中で作用し合っていることが見えてくる。“いま”を知るための手掛かりとなる近現代日本史の決定版。

目次

  • 第1部 国民国家の形成(幕末・維新(一八五三‐一八七七年);民権と憲法(一八七七‐一八九四年))
  • 第2部 帝国主義への展開(日清・日露の時代(一八九四‐一九一〇年);デモクラシーと「改造」(一九〇五‐一九三〇年))
  • 第3部 恐慌と戦争(恐慌と事変(一九三〇年前後))
巻冊次

戦中・戦後-現在編 ISBN 9784087210682

内容説明

国家の営みに従って書かれた通史ではなく、本書は人びとの経験や人間関係をつくり出す動きに着目、それを「システム」と呼び、その推移を追うことで近現代日本の歩みを叙述する。“幕末・維新‐戦前編”に続き、本書は一九三七年の日中戦争にはじまり、第二次世界大戦、敗戦とその後の占領期、そして高度経済成長期を経て、現在に至るまでの道筋を描く。「システム」を通して、近現代日本史を概観すると、“いま”が歴史上の転換期であることが見えてくる。現在をより深く知るための必読書!

目次

  • 第3部 恐慌と戦争(日中戦争と米英との開戦(一九三七‐一九四五年);敗戦と占領(一九四五‐一九五一年))
  • 第4部 現代日本の形成と展開(サンフランシスコ体制—日米安保と五五年体制(一九五一‐一九六〇年);経済大国と「六八年」の運動(一九六〇‐一九八〇年);一九八〇年代の日本(一九八〇‐一九九五年))
  • 第5部 “いま”の光景(一九九五年‐)(「9・11」と「9・17」;正規と非正規、ブラック企業;東日本大震災)

「BOOKデータベース」 より

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