現代物理学における決定論と非決定論 : 因果問題についての歴史的・体系的研究
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書誌事項
現代物理学における決定論と非決定論 : 因果問題についての歴史的・体系的研究
みすず書房, 2019.1
改訳新版
- タイトル別名
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Determinismus und Indeterminismus in der modernen Physik : Historische und systematische Studien zum Kausalproblem
現代物理学における決定論と非決定論 : 因果問題についての歴史的体系的研究
- タイトル読み
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ゲンダイ ブツリガク ニオケル ケッテイロン ト ヒケッテイロン : インガ モンダイ ニツイテ ノ レキシテキ・タイケイテキ ケンキュウ
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注記
初版: 学術書房 1994年刊
底本: イエーテボリ版 (Elanders Boktryckeri Aktiebolag, 1937) とダルムシュタット版 (Wissenschaftliche Buchgesellschaft, 1972)
構成: ダルムシュタット版の章立てに従う
Henry Margenau による「英訳版の序文」あり
内容説明・目次
内容説明
量子力学の本当の困難は、それが根底的な“非決定論”を導入したということ、それが私たちに“因果概念”の放棄を要求しているということ、そのことにあるのではない—この問題提起から始まり、ナチス・ドイツを逃れ亡命先のスウェーデンで１９３６年に執筆された本書は、『実体概念と関数概念』に始まり『シンボル形式の哲学』に結実し『国家の神話』に終わる、カッシーラーの生涯の哲学的問題意識のすべての要素の結接点に位置するものである。１９９４年に同訳者により学術書房から刊行された旧訳書を、原書初版に基づき本文・解説とも大幅に書き改め、英訳版の序文も加えた、改訳新版。量子力学的世界の哲学的基礎付けを試み、科学と哲学を架橋した画期的著作である。
目次
- 第１部 歴史的・予備的考察
- 第２部 古典物理学の因果原理
- 第３部 因果性と確率
- 第４部 量子論の因果問題
- 第５部 因果性と連続性
- 最終的考察と倫理学的結論
「BOOKデータベース」 より