いま日本から興す哲学
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いま日本から興す哲学
(冥顕の哲学 / 末木文美士著, 2)
ぷねうま舎, 2019.1
- タイトル読み
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イマ ニホン カラ オコス テツガク
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注記
引用・参考文献: p311-325
内容説明・目次
内容説明
死と死者の領域、今日これほどに「大きな物語」はない。ここで沈黙するのではなく、発信するとすれば、どんな戦略を要するのか。日本中世以来の伝統思想(大伝統)、明治から大正への近代化の苦闘(中伝統)、そして戦後、脱近代に至るまでの曲折に満ちた歩み(小伝統)。視野を変え、焦点深度を転換して、真新しい哲学のフィールドを拓こうとする。「語りえぬもの」という呪縛を離れ、先人が陥った隘路に学びつつ、この時代の閉塞を引き裂く言葉とアイデアを模索する力業。生を導く普遍的な価値と規範の再生はありうるのか。
目次
- 伝統思想から哲学へ
- 1 日本から哲学する(日本発の哲学—その可能性をめぐって;批判的思惟の有効性—マルクス主義と日本思想史;比較思想という視座;公共性と他者—日本思想の立場から)
- 2 近代日本哲学と仏教—批判的考察(仏教の非宗教的理解—和辻哲郎;ファシズム/ニヒリズム/日本—西谷啓治批判序説;科学/国家/道元—橋田邦彦と『正法眼蔵』;禅から井筒哲学を考える;社会性から宗教へ—今村仁司の清沢満之論)
- 3 脱近代に抗して(国家/宗教/倫理—脱近代の中で)
- 果てしなき螺旋の途上にて
「BOOKデータベース」 より