「富」なき時代の資本主義 : マルクス『資本論』を読み直す
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「富」なき時代の資本主義 : マルクス『資本論』を読み直す
(いま読む!名著)
現代書館, 2019.1
- タイトル別名
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富なき時代の資本主義 : マルクス資本論を読み直す
- タイトル読み
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「トミ」ナキ ジダイ ノ シホン シュギ : マルクス『シホンロン』オ ヨミナオス
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注記
参考文献: p203-214
読書案内『資本論』をもっと知るために: p215-217
内容説明・目次
内容説明
本書は「富のあり方」をテーマに豊かさというものの再考を試みる。なぜなら『資本論』は何より「富」に対する透徹した眼差しに貫かれた書物だからである。まず、本書のキーになる“富”という概念を巡るさまざまな思想家の発想を参照しつつ資本主義の成り立ちについて深く考える。次に“貨幣”に主題を移し、貨幣がリアルな身体とイデア的な身体という二つの身体をもつことを解き明かす。そして「賃労働者は自由なのか」という問いを設定し資本主義における“労働”の有様を丹念に検証していく。最後に、現代における“資本”のグローバリゼーションについて考えながら、限界に突き当たった資本主義を乗り越えることの可能性を展望したい。
目次
- 序章 マルクスはなぜ『資本論』を書いたのか
- 第1章 資本主義の「起源」
- 第2章 貨幣の「創世記」
- 第3章 賃労働の変容
- 第4章 資本のグローバリゼーション
- 終章 資本主義を超えて
「BOOKデータベース」 より