帝国陸軍知られざる地政学戦略 : 見果てぬ「防共回廊」

書誌事項

帝国陸軍知られざる地政学戦略 : 見果てぬ「防共回廊」

関岡英之 [著]

(祥伝社新書, 563)

祥伝社, 2019.2

タイトル読み

テイコク リクグン シラレザル チセイガク センリャク : ミハテヌ ボウキョウ カイロウ

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注記

参考文献: p308-326

内容説明・目次

内容説明

「防共回廊」とは戦前、旧帝国陸軍と関東軍が極秘で推進していた地政学的ユーラシア戦略。満洲国建国に続き、モンゴル、東トルキスタン(現在の新疆ウイグル自治区)の独立を支援して親日国家群を樹立し、ソ連の南下を防ぐとともに中国共産党との連携を遮断、東アジアの共産化を防止するという壮大な構想だった。だが戦後、タブーとして歴史の闇に封印されてしまう。著者は外務省の機密公電をはじめ、新資料を駆使して「防共回廊」構想の全容を解明。工作に当たった特務機関長の事跡を発掘したことは特筆に値する。「一帯一路」という新たな帝国主義で中国が拡大を続ける現代、名著を復刊し、埋もれた史実に光を当てる。

目次

  • 第1章 防共回廊の源流—チベットとモンゴル(破壊された仏像;輪廻転生;ダライ・ラマ十四世法王との会見 ほか)
  • 第2章 イスラームと帝国陸軍—回民(中国ムスリム)(知られざるイスラーム系民族「回民」とは;対ソ戦略から対中戦略へのシフト;大川周明と日本の「イスラーム元年」 ほか)
  • 第3章 機密公電が明かす地政学戦略—ウイグル(たどり着けなかった地—東トルキスタン独立運動の源流;ウイグル人による独立国家の意義;オスマン朝末裔の擁立計画 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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