不実考
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不実考
(外道まんだら : 忘れられた聖と賤の原像を求めて / 徳永裕二著, 続)
不知火書房, 2018.9
- タイトル読み
-
フジツコウ
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内容説明・目次
内容説明
不実とはここでは「実らず」の意で、「花咲かず」「種あらず」などを含む「生涯に至らない植物」の在り様を指して、筆者が仮に規定してみた外道信仰用語である。本書では、不実を植物/動物から人間の領域にまで拡張、本来、聖者の自己犠牲的な行為としてあったFGM(女性器切除)/MGM(男性器切除)が、歴史の中で社会の統治権力の在り方と関わってどのように「変形」をとげていったかを見る。“未開・蛮習”とされてきた古代信仰の核心に光を当てる。
目次
- 1 抜箭天皇考
- 2 象神考
- 3 落語考
- 4 「木と林」について
- 5 割礼考
- 6 不実考
- 7 外道幻想の歴史性について
- 8 胞衣神考
「BOOKデータベース」 より