文化の進歩と道徳性 : カント哲学の「隠されたアンチノミー」

書誌事項

文化の進歩と道徳性 : カント哲学の「隠されたアンチノミー」

大森一三著

法政大学出版局, 2019.2

タイトル別名

Antinomie

文化の進歩と道徳性 : カント哲学の隠されたアンチノミー

タイトル読み

ブンカ ノ シンポ ト ドウトクセイ : カント テツガク ノ「カクサレタ アンチノミー」

注記

博士論文『隠されたアンチノミーとその解決 : カントにおける文化の進歩と道徳について』(法政大学, 2017年) を加筆・修正したもの

参考文献一覧: 巻末p1-9

内容説明・目次

内容説明

カント哲学の根底には、「文化」が人類の道徳的進歩に寄与するとともに、道徳性を破壊しもするという「輝かしき悲惨」の認識が存在する。教育・立法・宗教の位相で生じる、人類の進歩の可能性をめぐる相矛盾する主張(文化と道徳とのアンチノミー)に光をあて、現代世界の倫理的課題を問い直す。

目次

  • 第1章 批判哲学におけるアンチノミー概念の再検討(アンチノミー概念の多義性;『純粋理性批判』および『実践理性批判』弁証論のアンチノミー ほか)
  • 第2章 文化と道徳とのアンチノミー(「隠されたアンチノミー」の定式化をめぐって;「文化」概念に関連する先行研究の問題 ほか)
  • 第3章 教育における「自由と強制とのアンチノミー」(教育思想における「隠されたアンチノミー」;『教育学』における「自由と強制とのアンチノミー」 ほか)
  • 第4章 法における「自立と平等とのアンチノミー」(歴史哲学における「隠されたアンチノミー」;「自立」概念についての考察 ほか)
  • 第5章 宗教における「宗教共同体と倫理的共同体とのアンチノミー」(『宗教論』における「隠されたアンチノミー」;「感性的図式」としての宗教共同体 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB27704719
  • ISBN
    • 9784588150999
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vii, 194, 9, vp
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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