天皇と賤民の国
著者
書誌事項
天皇と賤民の国
(河出文庫, [お15-4])
河出書房新社, 2019.2
- タイトル別名
-
天皇の国・賎民の国 : 両極のタブー
- タイトル読み
-
テンノウ ト センミン ノ クニ
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注記
「天皇の国・賎民の国--両極のタブー」(弘文堂1990年刊)を原本とし, 河出文庫2007年刊では割愛した「一九四五年・八月十五日前後」を収載し, 改題して再文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
日本列島にあいついでやってきた諸民族の源流論と、先住諸民族を制圧しつつ成立したヤマト王朝の形成史という二つの論点を天皇制論議の基礎に置き、“日本単一民族”論の虚妄性の批判という今日的なテーマを実証的に展開する。日本民族の諸源流、天皇制、賎民、芸能史、部落問題を横断的に考察する、沖浦学の記念碑的著作。
目次
- 序にかえて わが人生の転機
- 1 日本民族の諸源流(日本民族の五つの源流について—天孫族はどこからきたか;瀬戸内海の海賊衆—天皇の国家と海人 ほか)
- 2 天皇制と賎民制(天皇と賎民—両極のタブー;鎖護国家仏教の“貴・賎”観—インドのカースト制と日本の密教 ほか)
- 3 底辺に生きた人びと(日本文化の地下伏流—日本の芸能史における“聖”と“賎”;わが部落問題との出会い—被差別部落の古老と高橋貞樹)
- 4 天皇劇の舞台裏(神聖天皇劇と民衆—明治維新の舞台裏;近世民衆文明の足跡—日本史の転換点 ほか)
- 増補 一九四五年・八月十五日前後—ダイハツ工場での一年有半
「BOOKデータベース」 より