〈雅楽〉の誕生 : 田辺尚雄が見た大東亜の響き

書誌事項

〈雅楽〉の誕生 : 田辺尚雄が見た大東亜の響き

鈴木聖子著

春秋社, 2019.1

タイトル別名

「科学」としての日本音楽研究 : 田辺尚雄の雅楽研究と日本音楽史の構築

雅楽の誕生

タイトル読み

〈ガガク〉ノ タンジョウ : タナベ ヒサオ ガ ミタ ダイトウア ノ ヒビキ

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注記

博士学位請求論文「「科学」としての日本音楽研究 : 田辺尚雄の雅楽研究と日本音楽史の構築」 (東京大学, 2014年) をもとに大幅に加筆修正したもの

文献資料: p317-345

内容説明・目次

内容説明

「平安時代からの伝統」?「シルクロードの悠久の響き」?つくられた“雅楽”の真相に迫る。西洋の音響学や進化論などの“科学的”知見にもとづき日本の音楽を研究した音楽学者・田辺尚雄。「日本音階」の探究から出発し、“雅楽”を核とする「日本音楽史」を編み上げ、果てはシルクロードのむこうに“雅楽”の悠久の響きを追い求めた。

目次

  • 「雅楽」と「音楽」
  • 第1部 「日本音階」の誕生(東京帝国大学理科大学物理学科というトポス;田辺尚雄の音階研究)
  • 第2部 進化論と「日本音楽史」(「進歩」と「国民性」のはざまで—進化論における西洋音楽と日本音楽の出会い;新しい「日本音楽史」の誕生—「音楽科学」と雅楽の進化論)
  • 第3部 大東亜音楽科学奇譚(箜篌の楽器学—雅楽の起源を古代メソポタミア文明にたどる;植民地の音楽フィールドワークと雅楽の起源;東洋音楽進化論の要としての雅楽;雅楽、「大東亜音楽として万邦斉しく仰ぎ見るもの」)
  • 雅楽の戦後

「BOOKデータベース」 より

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