侵略者は誰か? : 外来種・国境・排外主義
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侵略者は誰か? : 外来種・国境・排外主義
以文社, 2019.1
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Ethics and rhetoric of invasion ecology
侵略者は誰か : 外来種国境排外主義
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シンリャクシャ ワ ダレ カ? : ガイライシュ・コッキョウ・ハイガイ シュギ
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Note
参考文献: p270-290
Description and Table of Contents
Description
なぜ脅威は「外」から来ると考えるのか?外来種を侵略者と読み替える「国境」の論理—それが生み出す、人間と人外の動物への「排外主義」とは何か。本書は、「人新世」や「多元的存在論」など、人間と自然の関係を再検討する諸概念・研究を手がかりに、既存の外来種論の見直しを図る人文社会科学からの応答である。
Table of Contents
- 序章 種が侵略者となるとき
- 第1章 いと(わ)しい存在の管理を超えて
- 第2章 外来種生態学、あるいは、存在多元論の探究
- 第3章 客か厄か賊か—種に印づけられた倫理と植民地主義による「侵略的他者」の理解
- 第4章 ユダの豚—サンタクルス島の「野生化」豚殺し、生政治、ポスト商品物神
- 第5章 帰属の大活劇—多種世界における市民権の非登録化
- 第6章 よそ者を迎えて—繁殖の脅威論と侵略種
- 第7章 楽園と戦争—アルド・レオポルドと復元生態学におけるレトリックの起源
- 第8章 根無し草の根を育てる—ピーター・ケアリーの『異星の快楽』にみられる侵略種と不気味な生態系
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