一億総他責社会
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書誌事項
一億総他責社会
(イースト新書, 112)
イースト・プレス, 2019.2
- タイトル読み
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イチオク ソウタセキ シャカイ
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注記
参考文献一覧: p208-213
内容説明・目次
内容説明
ベテランと若手、正社員と非正規。家庭持ちと独身。男と女、夫と妻…。立場の異なる者が互いに「自分だけが損している」と訴え、相手の悪口を言う。ときには「自分は“被害者”なのだから、“加害者”である相手に鉄槌を下す権利があるはず」と信じて攻撃する。このように誰もが被害者意識を抱いて不満と怒りを募らせ、「自分だけがつらい」と訴える現代社会の構造を人気精神科医が分析する。実際に診察したケースや時事問題などの具体例を挙げながら、より弱い者に怒りを向け変える「置き換え」と何でも他人のせいにする他責的傾向をキーワードに、鋭く切り込む。
目次
- 第1章 被害者意識が生む懲罰欲求
- 第2章 怒りの矛先がずれる社会
- 第3章 過度に要求されるコミュニケーション能力
- 第4章 威信の失墜がかき立てる不安
- 第5章 一億総他責社会
- 第6章 過渡期を生き抜く処方箋
「BOOKデータベース」 より