戦後憲法を作った人々 : 日本とイタリアにおけるラディカルな民主主義

書誌事項

戦後憲法を作った人々 : 日本とイタリアにおけるラディカルな民主主義

石田憲著

有志舎, 2019.2

タイトル読み

センゴ ケンポウ オ ツクッタ ヒトビト : ニホン ト イタリア ニオケル ラディカルナ ミンシュ シュギ

大学図書館所蔵 件 / 70

この図書・雑誌をさがす

注記

主要参考文献: p185-200

内容説明・目次

内容説明

日本とイタリアの立憲制をめぐる歴史には、多くの類似性がある。本書は、高野岩三郎とウンベルト・テッラチーニという二人のラディカルな民主主義者に注目し、敗戦国である日伊両国が前体制を克服する新憲法へと向かう思想・運動・政治的ダイナミズムを戦前から戦後への継続した流れのなかで考察。さらに憲法の内実を発展させていく運動を提唱した丸山眞男の思想と行動にも注目していく。時代状況に流されず、いかなる理想に基づき、どのように現実をそれに近づけるのかという営為こそが「憲法を作る」ことなのだ、ということを敢然と示した民主主義の先達たちに、私たちは何を学ぶのか?

目次

  • 第1章 序論—日本・イタリアの憲法制定とラディカルな民主主義者たち
  • 第2章 日伊両国に見る新憲法制定と民主主義を希求するダイナミズム
  • 第3章 立憲民主主義の知的オーガナイザー—高野岩三郎のラディカルな憲法構想に向かうネットワーク
  • 第4章 民主共和国への孤独な伴走者—ウンベルト・テッラチーニの公正な法治と寛容をめぐる闘い
  • 第5章 補論—丸山眞男—イタリアとの比較に見るラディカル・デモクラット像
  • 第6章 結論に代えて

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ