理知のむこう : ダニイル・ハルムスの手法と詩学
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書誌事項
理知のむこう : ダニイル・ハルムスの手法と詩学
未知谷, 2019.3
- タイトル別名
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理知のむこう : ダニイルハルムスの手法と詩学
- タイトル読み
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リチ ノ ムコウ : ダニイル ハルムス ノ シュホウ ト シガク
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注記
参考文献: p321-339
ダニイル・ハルムス略年譜: p341-350
跋: 沼野充義
2017年に東京大学人文社会系研究科に提出した博士論文『理知のむこう--ダニイル・ハルムスの手法と詩学』をもとに改訂されたもの (まえがきによる)
内容説明・目次
内容説明
音の入替で語義を超える音のザーウミから、言葉の入替で文意を超える意味のザーウミへ、更に文脈を脱臼させる物語を妨害するザーウミへ。従来不条理文学と括られてきた後期散文作品まで、理知の先へと意志する言語的実践と捉える論攷。その鮮やかな論理展開は読むことの悦びを招来する。
目次
- 序章
- 第1章 変貌するザーウミ—オベリウ以前のハルムスの詩学
- 第2章 音のザーウミへの鎮魂歌—『エリザヴェータ・バーム』の源泉
- 第3章 ファウストの軌跡—オベリウ期のテキストにおけるモチーフの研究
- 第4章 分散と結合—粒子としての『出来事』
- 第5章 ハルムスは間違える—『老婆』における「妨害」としてのザーウミ
- 結論
「BOOKデータベース」 より