12-13世紀におけるポンティウ伯の中規模領邦統治

書誌事項

12-13世紀におけるポンティウ伯の中規模領邦統治

大浜聖香子著

(九州大学人文学叢書, 15)

九州大学出版会, 2019.3

タイトル別名

ポンティウ伯の中規模領邦統治 : 12-13世紀における

タイトル読み

12 13セイキ ニ オケル ポンティウ ハク ノ チュウキボ リョウホウ トウチ

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注記

博士論文 (九州大学, 2017年) に加筆・修正を施し、まとめ直したもの

参考史料・文献: p[179]-194

内容説明・目次

内容説明

従来、中世盛期フランスは中央集権化による王権の成長期として語られてきたが、地方では王権とは異なる様々な地域権力が活発に活動していた。本書は12‐13世紀の北フランス・ピカルディ地方に位置した一地域権力であるポンティウ伯領について、一次史料である『ポンティウ伯文書集』を用い、伯の側近構成・文書行政・財産と運営・裁判権・都市自治体との関係という5つの側面から考察する。この検討を通じて、ポンティウ伯が大領邦君主や王権のような領域的統治を志向していたことを明らかにする。

目次

  • 序章 中世フランスの国家と社会—中規模領邦をめぐって
  • 第1章 ポンティウ伯文書と文書局—伯の文書行政
  • 第2章 ポンティウ伯の統治と側近たち
  • 第3章 ポンティウ伯権力と所有—ポンティウ伯のdominium
  • 第4章 ポンティウ伯の上級裁判権
  • 第5章 ポンティウ伯とコミューン
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

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