グローバル化と社会運動 : 半周辺マレーシアにおける反システム運動

書誌事項

グローバル化と社会運動 : 半周辺マレーシアにおける反システム運動

山田信行著

東信堂, 2019.2

タイトル別名

Globalization and social movements : antisystemic movements in semiperipheral Malaysia

タイトル読み

グローバルカ ト シャカイ ウンドウ : ハンシュウヘン マレーシア ニオケル ハンシステム ウンドウ

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注記

参考文献: p275-289

内容説明・目次

内容説明

世界システムにおけるグローバル化は、各国の社会を「包摂型」から「排除型」へと移行させる契機となった。グローバル資本の労働者抑圧、ジェンダーやエスニシティによる差別、自然環境の破壊、という「負の側面に」当事者たちは「反システム運動」を組織して対抗してきた。本書は、世界システムにおける上昇移動に伴う「中核性」と、伝統を保持する「周辺性」が共存する「半周辺」マレーシアを事例とする、「反システム運動」の理論的・経験的な実証研究である。

目次

  • グローバル化と社会運動
  • 半周辺マレーシア—その道程と現在
  • 第1部 民族解放運動(ポストコローニアルを生きるものたち—民族解放運動としてのHINDRAF;インド人による民族解放運動の社会的背景;半周辺と社会主義—マレーシア社会党のジレンマ)
  • 第2部 労働運動(なぜそんなに弱いのか—労働運動を規定するもの;「周辺性」を担う移民労働者—その組織化と援助活動;市民運動における労働運動の位置—連携は可能か)
  • 第3部 新しい社会運動(半周辺における環境保護運動—反ライナス運動をめぐる問題の布置;環境保護運動における主体特性—なぜ華人は主体化するのか;環境保護運動と「周辺性」—多国籍企業とレア・アース産業)
  • 結びにかえて

「BOOKデータベース」 より

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