神社が語る関東の古代氏族

書誌事項

神社が語る関東の古代氏族

関裕二 [著]

(祥伝社新書, 566)

祥伝社, 2019.3

タイトル別名

関東の古代氏族 : 神社が語る

タイトル読み

ジンジャ ガ カタル カントウ ノ コダイ シゾク

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内容説明・目次

内容説明

東国は藤原氏が支配する政権によって「蛮地」とされ、蔑まれていく。しかし、東が西に比べて未開だったことは一度もない。関東の歴史は、豊かな縄文時代、巨大古墳を造営した時代から、強い武家を輩出し、ついに藤原氏独裁を転覆する時代まで、連綿とつながっているのである。本書は、古墳や出土物だけが注目されてきた関東の古代を、神社伝承やその奉斎氏族の歴史などからたどる。すると上毛野氏や渡来系氏族だけでなく、中央でも活躍した物部氏や蘇我氏、忌部氏、多氏、出雲系氏族などの足跡が浮かび上がってきた。

目次

  • 序章 つくられた「西高東低」の史観(坂東、山東、関東;豊かな縄文王国 ほか)
  • 第1章 ヤマトタケル伝説と海人族の足跡(つくられた四道将軍の派遣伝承;平定した東で崇拝されるヤマトタケル ほか)
  • 第2章 北関東の雄、上毛野氏は本当に天皇の子孫か(上毛野と下毛野;トヨキイリヒコの子孫たち ほか)
  • 第3章 点在する出雲系神社の謎(武蔵国造は出雲系;なぜ関東の国造になった? ほか)
  • 第4章 改竄された古社の由緒(土着の民を野蛮視する『常陸国風土記』;香取・鹿島は戦略的拠点 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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