「アラブの春」以後のイスラーム主義運動
著者
書誌事項
「アラブの春」以後のイスラーム主義運動
ミネルヴァ書房, 2019.3
- タイトル別名
-
アラブの春以後のイスラーム主義運動
- タイトル読み
-
「アラブ ノ ハル」イゴ ノ イスラーム シュギ ウンドウ
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
中東諸国の民主化運動「アラブの春」。これによりイスラーム主義運動は各国で「権力」と「自由」を勝ち取るが、その後の国づくりはことごとく頓挫してしまう。どうして彼らの運動は失敗に終わってしまったのか。いまだ混迷をきわめるイスラーム世界について膨大な一次資料を用い運動の変遷と、その国際社会への影響を読み解いていく一冊。
目次
- いま、なぜ、イスラーム主義運動なのか
- 第1部 イスラーム主義運動とは何か(「アラブの春」以後のイスラーム主義運動—権威主義・過激主義・宗派主義;イスラーム主義政党支持者の「穏健化」—包摂‐穏健化仮説の検証;体制と癒着するイスラーム主義運動—モロッコとヨルダンから見るその戦略的・宗教的ジレンマ)
- 第2部 世界に広がるイスラーム主義運動(国際政治のなかのイスラーム主義運動—アメリカのオリエンタリズムと「非リベラルな覇権秩序」の行方;ヨーロッパにおけるイスラーム主義の興隆—ムスリム同胞団の浸透とスウェーデンの政党政治の変動;世俗主義体制における新たな対立軸の表出—トルコ・公正発展党と「国民」の世俗主義;サウディアラビアにおけるイスラーム主義の競合—「公式」イスラーム主義による「非公式」イスラーム主義の封じ込め;エジプトのイスラーム主義は失敗したのか—ムスリム同胞団の栄枯盛衰;革命後のチュニジアが見せた2つの顔—民主化とテロリズム;シリアにおけるイスラーム主義の栄枯盛衰—「今世紀最大の人道危機」を遡る;立ち上がったイスラーム主義—戦後イラクにみる多様な展開;イスラーム過激派の系譜—アフガニスタンから「イスラーム国」まで)
「BOOKデータベース」 より