浦上四番崩れ
著者
書誌事項
浦上四番崩れ
(片岡弥吉全集 / 片岡弥吉著, 3)
智書房 , 星雲社 (発売), 2019.3
- タイトル別名
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Historia ecclesiae Japoniae : martyrum sanguine foecundatae
- タイトル読み
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ウラカミ ヨンバン クズレ
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内容説明・目次
内容説明
愚昧な農民にすぎないと見られていたキリシタンたちが、幕府を手こずらせ、明治政府に政策転換を余儀なくさせたのは、何によるのか。権力の無慈悲な暴力にも屈せず、死をも賭して信仰を守りぬいた力は何か。その歴史ある浦上の地にあって、キリシタンの歴史を仔細に調査、研究した著者は、彼らの悲惨と栄光の苦しい歩みをあとづけ、そのひたすらな良心の美しさを描きあげる。綿密な踏査と得難い資料、かけがえのない語り手によって、ここに近代の黎明期の裏面が躍動的に浮かび上がる。
目次
- 1 浦上四番崩れ—明治政府のキリシタン弾圧(『浦上四番崩れ』補遺;信者発見当時の最初の発言者について;Laucaigne司教の名の訓み方について;『浦上四番崩れ』索引)
- 2 浦上教徒事件関係論考(日本近代国家成立過程に於ける伊万里県(深堀)異宗徒移送事件;中野健明の高知巡視と奥宮慥斎のキリシタン教諭について;阿部真造について—諜者か、信者か;配流浦上キリシタンの教諭について ほか)
- 3 「旅」の話(サダ女覚え書;牢面桶)
「BOOKデータベース」 より