乗っ取られた箱舟 : アララト山をめぐるドラマ
著者
書誌事項
乗っ取られた箱舟 : アララト山をめぐるドラマ
鳥影社, 2019.2
- タイトル読み
-
ノットラレタ ハコブネ : アララトサン オ メグル ドラマ
大学図書館所蔵 件 / 全9件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
いま政治の主導権を握っているのはマスメディアであるが、大衆に迎合しようとしてそれが形式的な正義を強調すればするほど、大衆もまた正義の味方になったような気分で、善に陶酔しながら現実を見失って判断を狂わせていく。そうしたことが物神化が繁殖する絶好の土壌になるのである。現在のところ、日本人の混迷は精神の内部にとどまっているが、それが政治や経済や外交にまで波及していったら、その先に待ち構えているのは国家の破局ということになるのではないか。古代からアルメニアの聖なる山であったアララト山。トルコの領土にされてジェノサイドを嘆くこともできない、国家なき民族の悲劇を描く。
目次
- 第1部 闇に漂う箱舟(メソポタミアの箱舟;ノアの箱舟の登場;キリスト教会としての箱舟;全能の神はなぜ悔いるのか)
- 第2部 ゴルゴタへの道(オスマン帝国の中のアルメニア人;青年トルコ人による恐怖政治;絶滅への大行進;なぜジェノサイドの標的にされたか)
「BOOKデータベース」 より