黙って踊れ、エレクトラ : ホフマンスタールの言語危機と日本
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書誌事項
黙って踊れ、エレクトラ : ホフマンスタールの言語危機と日本
春風社, 2019.3
- タイトル別名
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Schweig, und tanze, Elektra : Hugo von Hofmannsthals Sprachkrise und Japan
黙って踊れエレクトラ : ホフマンスタールの言語危機と日本
- タイトル読み
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ダマッテ オドレ、エレクトラ : ホフマンスタール ノ ゲンゴ キキ ト ニホン
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注記
博士論文「ホフマンスタールと日本 : 大正の『エレクトラ』公演をめぐって」(筑波大学, 2017年度) に加筆・修正を加えたもの
参考文献: 巻末px-xxii
内容説明・目次
内容説明
「西洋」から「東洋」へ、「言葉」から「身体」へ。ウィーン世紀転換期文学を代表する作家フーゴー・フォン・ホフマンスタール。代表戯曲の一つ『エレクトラ』や、その日本初演をめぐる演出家・松居松葉、森鴎外らとの書簡から、ホフマンスタールが希求した「東洋」「日本」の姿、20世紀初頭の異文化交流の在り様を探る。
目次
- 序論 二通の書簡—「西洋」と「東洋」の交差
- 第1章 ホフマンスタールの「オリエント」像(言語危機と「オリエント」;ドイツ語圏のオリエンタリズムとホフマンスタール)
- 第2章 ギリシア関連作品に表われたオリエント性(『エレクトラ』;『恐れ/対話』;『ギリシア』)
- 第3章 ホフマンスタールの日本像とその変遷(ジャポニスム以前の日本への関心;「若きウィーン派」とジャポニスム;ホフマンスタールとハーン;『心』のホフマンスタール作品への影響;人間存在の超個人性;『エレクトラ』のなかの「プレエクシステンツ」と「エクシステンツ」)
- 第4章 非西欧的身体表現(「未知なる言語」を求めて;貞奴の印象;モダン・バレエの先駆者たちからの影響;『エレクトラ』の踊り)
- 第5章 松居松葉による『エレクトラ』日本初演(明治・大正期のホフマンスタール変容;松葉の『エレクトラ』公演;『エレクトラ』の反響)
- 結論 憧れと錯覚の文化交流—新たな自己創造のために
「BOOKデータベース」 より