小さな学校 : カルティニによるオランダ語書簡集研究

書誌事項

小さな学校 : カルティニによるオランダ語書簡集研究

富永泰代著

(地域研究叢書, 37)

京都大学学術出版会, 2019.5

タイトル読み

チイサナ ガッコウ : カルティニ ニヨル オランダゴ ショカンシュウ ケンキュウ

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注記

博士論文「カルティニの虚像と実像 : 1987年編カルティニ書簡集の研究」(東京大学, 2011) を基に加筆をおこなったもの

カルティニ関連年表: p370-371

引用文献目録: p377-383

内容説明・目次

内容説明

インドネシア女性解放運動の先駆者カルティニ(Kartini、1879‐1904)。民族や国家を超えて解放された「個人」を求めた彼女は、因習と植民地支配の抑圧と闘いながら、女子教育と工芸芸術によって自立と自由を目指す。死後出版の書簡集『闇から光へ』で西洋に都合よく編集された虚像を剥ぎとり、除外された書簡からその姿を生き生きと描き出す。

目次

  • 序章 Door Duisternis tot LichtとBrieven
  • 第1章 背景—閉されたジャワ社会の下で
  • 第2章 カルティニの生涯
  • 第3章 カルティニの読書
  • 第4章 カルティニの社会活動—ジュパラの木彫工芸振興活動
  • 第5章 失われたカルティニの声を求めて—カルティニの理想と現実
  • 第6章 「光と闇」をめぐって—1911年版書名と編集の考察

「BOOKデータベース」 より

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