「前段の司法」とその担い手をめぐる比較法史研究
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書誌事項
「前段の司法」とその担い手をめぐる比較法史研究
(大阪大学法史学研究叢書, 1)
大阪大学出版会, 2019.3
- タイトル別名
-
前段の司法とその担い手をめぐる比較法史研究
infra justice
- タイトル読み
-
ゼンダン ノ シホウ ト ソノ ニナイテ オ メグル ヒカクホウシ ケンキュウ
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参考文献あり
紛争の解決は、法専門家だけではなく、時に非法専門家によって柔軟に調停されていた-。近代日本を軸に、古代ローマ、中世・近現代ヨーロッパ、現代中国における「前段の司法」とその担い手について、比較法史的に検討する。
内容説明・目次
内容説明
「前段の司法」—紛争の解決は、法専門家によるものだけではなく、時に非法専門家によって柔軟に調停されていた—。近代日本を軸に、古代ローマ、中世・近現代ヨーロッパ、そして現代中国における前段の司法の「機能」に着目する。
目次
- 序章 明治期日本の地域社会における「前段の司法」とその担い手の多様性—本書の視点
- 第1章 近代日本における無資格者による法廷代理とその終焉
- 第2章 明治期における刑事弁護—治罪法導入前後の状況
- 第3章 共和政末期・元首政初期ローマにおける法的サービスの周辺—法学者・弁論家の活動と知的背景を中心に
- 第4章 中世ボローニャと「公証人術の書」—ロランディーノ・パッサッジェーリ研究序論
- 第5章 フランス革命前後の公証人制度
- 第6章 ドイツ公証制度史にみる需要と法専門家性—ハンブルクにおける公証制度の近代化を中心に
- 第7章 在野法曹と非弁護士の間—オーストリア司法省文書にみる公的代理業
- 第8章 中国の法的サービス供給における基層法的サービス従事者の機能とその需要の背景—弁護士との比較から(一九八〇〜二〇一七年)
「BOOKデータベース」 より