沖縄と私と娼婦
著者
書誌事項
沖縄と私と娼婦
(ちくま文庫, [さ-50-1])
筑摩書房, 2019.5
- タイトル別名
-
沖縄 (おきなわ) と私 (わたし) と娼婦 (しょうふ)
Okinawa, hookers and me
- タイトル読み
-
オキナワ ト ワタクシ ト ショウフ
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注記
合同出版1970年刊の文庫化
その他のタイトル, 叢書番号はブックジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
ベトナム戦争への出撃基地となったアメリカ統治下の沖縄。1960年代末の返還運動、ベトナム反戦闘争が激化する時代、夜の風俗街に生きた人々。沖縄地上戦の傷痕、米軍最優先社会、生死隣合わせの米兵たち…。それらの矛盾を一身に背負った女たち。その姿をヒリヒリと肌を刺すような筆致で描く。今に続く沖縄が抱える問題の原点を激しく問いかける歴史的名著。
目次
- 序 琉球から日本へ、娼婦から主婦へ
- 1 娼婦と私の八月十五日(特飲街・十貫瀬の生理;売春婦と買春夫の快楽;米人女性強姦は幻の犯罪;黒人女兵士ルーシー;少年の玩具は髑髏)
- 2 娼婦と日の丸(“沖縄人”のベトナム戦争;パイン畑の主席選挙;慰霊塔の涙と奇跡の一マイル)
- 3 女たちの生地獄(Aサインバーの国際結婚;小鳥を飼う混血の非行少年;恋文横丁のハーニイたち)
- 4 不条理の島の苛だち(コーラ割り泡盛の味;白ブタと“はまやあ”の対話;歌と踊りとトカゲのシッポ)
- 5 ひめゆり丸の健児たち(沖縄病患者の船酔い;三味線をひく少年;集団就職は祖国復帰の先発隊;めんそうれ食堂の御通帳;辛抱と根性の“成功者”;ゼネスト回避と本土見物)
「BOOKデータベース」 より