明治大帝の誕生 : 帝都の国家神道化
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明治大帝の誕生 : 帝都の国家神道化
春秋社, 2019.5
- タイトル読み
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メイジ タイテイ ノ タンジョウ : テイト ノ コッカ シントウカ
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内容説明・目次
内容説明
1912年、人々の心をとらえた「神聖天皇」。明治から大正にかわる100年ほど前、民衆の天皇崇敬が一気に高まり、その熱狂は国民の思想と言論の自由を徐々に奪っていく。その歴史的一大転換点をマスコミ・知識人の言動からドラマチックに実証し描き出す。
目次
- 明治天皇崩御と国家神道の新たな展開
- 明治聖徳論の展開と天皇崩御
- 明治天皇の大喪と乃木希典の殉死
- 乃木希典の殉死と軍旗の神聖化
- 「軍国美談」のスーパーヒーローの誕生
- 明治天皇の崩御と大衆参加による神聖化
- 国民の「熱誠」と明治神宮創建への動き
- 二重橋前平癒祈願と大衆の「熱誠」
- 群衆が育てた国家神道
- 石橋湛山が捉えた集合的沸騰の日本
- 天皇への「熱誠」の美化と桐生悠々の抵抗
- 知識人の神道観・天皇観の変容
- 皇室=神社の一体性と国家神道の新展開
- 天皇崇敬で高揚する群衆の系譜
- 日露戦争から戦後への群衆の昂揚
- 治安と言論統制による天皇神聖化
- 皇室を究極的な善とする治安体制
- 大逆事件と世論誘導
- 大逆事件がよびさました皇道論
- 国体論に基づく思想・言論の抑圧を批判する可能性
- 天皇崇敬秩序に服する「かのように」
- 知識人が国家神道を進んで担う時代
- 神聖天皇に近づいていく学者・著述家ら
- 宗教運動が神聖天皇崇敬を増幅する
「BOOKデータベース」 より