鳥頭なんて誰が言った? : 動物の「知能」にかんする大いなる誤解
著者
書誌事項
鳥頭なんて誰が言った? : 動物の「知能」にかんする大いなる誤解
早川書房, 2019.5
- タイトル別名
-
L'intelligence animale : cervelle d'oiseaux et mémoire d'éléphants
鳥頭なんて誰が言った : 動物の知能にかんする大いなる誤解
- タイトル読み
-
トリアタマ ナンテ ダレ ガ イッタ : ドウブツ ノ チノウ ニ カンスル オオイナル ゴカイ
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内容説明・目次
内容説明
鳥はすぐにものを忘れる、知能の低い動物だとよく言われる。しかし、行動生物学研究によれば、この俗説はまちがっている。記憶力に限った話ではない。戦略的にサバ漁を行なうカンパチ、タオルを使うツル、投げ縄づかいのクモ…実に多様な「知恵」のありかたを見せつけられると、動物の知能についての私たちの常識は、いとも簡単に揺らいでしまう。気鋭のフランス人行動生物学者が自らのフィールドワークなどから得た豊富な実例をもって興味深く語るポピュラー・サイエンス。
目次
- 序章
- 第1章 知能はヒトだけにある特性?—ここだけの話
- 第2章 誰が一番なのか?—道具を前にしたときのヒト属の霊長類とヒト属でない霊長類
- 第3章 親指がない、手がない、骨格がない、大脳皮質がない!—空中と水中での道具
- 第4章 工学技術と職人仕事—操作能力と動物の建造能力
- 第5章 どうやってよいタイミングでよい場所にいるのか?—ナビゲーション能力と記憶力
- 第6章 伝えるのか伝えないのか?—新しいことを生み出す能力と社会的・文化的知能
- 第7章 協調性、利他主義、あるいは共感力?—心の知能
- 第8章 知能は一つなのか、複数あるのか?—定向進化(直進的な進化)から、系統樹的な進化まで
- 結論—動物の知能を証明しなければならないというあきれた考え
「BOOKデータベース」 より