江戸歌舞伎長唄成立史
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書誌事項
江戸歌舞伎長唄成立史
八木書店古書出版部 , 八木書店 (発売), 2019.6
- タイトル別名
-
長唄成立史 : 江戸歌舞伎
- タイトル読み
-
エド カブキ ナガウタ セイリツシ
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注記
監修: 原道生
内容説明・目次
内容説明
元禄時代の歌舞伎役者は演技と科白ばかりでなく、芝居の中で唄を歌うことがあった。唄の巧拙も役者の評価基準の一つであった。享保中期以降になると、役者・音曲方は分化・専業化し、座付き演奏者の専門芸となり、役者は全く唄を唄わなくなり、現在見る歌舞伎の様式が成立する。本書は8000点におよぶ小唄・長唄正本(薄物正本)の調査により初めてその実態を明かにした。
目次
- 第1部 長唄正本の版行形態(中村座(享保期から寛政三年);市村座(享保期から寛政期);森田座・河原崎座(享保から享和期))
- 第2部 長唄成立史(正本の刊行と長唄の形成;小歌から長唄への展開)
- 第3部 中村座における株板化の動向(地本としての長唄の薄物;正本と偽版;相版化;版元の交代;「後版」グループ;株板化の要因;天保期の芝居町移転後)
- 付編(江戸歌舞伎における長唄の形成—芸態の変化を捉えて;河東節正本の版行に関する一考察—江戸歌舞伎における初期の音曲正本と位置付けて)
「BOOKデータベース」 より