書誌事項

江戸春画の性愛学

福田和彦著

(ベスト新書)

ベストセラーズ, 2003.1

  • 1
  • 2
  • 3

タイトル別名

Book traveler

タイトル読み

エド シュンガ ノ セイアイガク

大学図書館所蔵 件 / 2

この図書・雑誌をさがす

注記

奥付の発行記述: KKベストセラーズ

v.2 好色文化の美意識

内容説明・目次

巻冊次

1 ISBN 9784584120514

内容説明

わが国での性行為を描いた絵巻は平安時代の十世紀に成立した。『小柴垣草子絵詞』が描かれ、以来、鎌倉、室町時代から元禄時代までの「春画」を見るとき、その歴史的な事実と遺存により、わが国がいかに古代より性愛文化が発達していたかが窺がえる。本書は、江戸を中心にその周辺でもっとも発達した、「春画」の魅力を余すことなく紹介した、カラー新書の決定版である。

目次

  • 序文 なぜ、春画が描かれたか—人間が持つ悦楽への欲求
  • 第1章 春画の起源と歴史—いかにわが国の好色文化が旺盛だったか
  • 第2章 古版画の楽しみ—セックスへの果てしなき欲望
  • 第3章 手彩色版画(紅絵)—エスカレートする好色の遊び
  • 第4章 春画の画法について—交接描写にはモデルがいた?
  • 第5章 肉筆絵巻の時代—優美なるエロティシズム
  • 第6章 水墨画の美—愛欲と情念の凝縮
  • 第7章 錦絵の誕生—人間の性的エクスタシーへの讃歌
  • 第8章 春画の中の男たち—ほとばしる男の夢と願望
  • 第9章 春画の中の女たち—性をむさぼる女たち
  • 第10章 春画の妖怪—偉大なる女陰と男根の化身
  • 第11章 大開絵の魅惑力—女陰には神が宿る?
巻冊次

2 ISBN 9784584120552

内容説明

むろん好色とは生殖行為と随伴した、性愛の快楽であって、人間の無上のものとして、古代から江戸時代を超えて現代まで、われわれ日本民族の中に通底している。しかし、それは、われわれ日本人の性愛感、思想が、他の東洋諸国、西欧諸国とはまったく異なるものであることを、春画を通して如実に物語る。わが国の春画がいかに興隆したかという理由の原点を古代文化の中から汲むことができるのだ。大好評!「江戸春画の性愛学」第2弾。

目次

  • 序章 好色文化の訪れ—麗しき奢淫美の礼讃
  • 第1章 大和絵画法の展開—女性美とエロスの理想化
  • 第2章 古版画の笑い—春画にみる偉大なユーモア精神
  • 第3章 合羽摺の春画—版画の新技術の発見と快楽の追求
  • 第4章 艶本形式の誕生—華麗なる好色文化の遺産
  • 第5章 春画は力争図画法—エロティック・アートを超える春画
  • 第6章 花魁画の興隆—極上の女性美への憧れ
  • 第7章 江戸の性愛学—エクスタシーと性の神秘
  • 第8章 春画の黄金時代—好色の隆盛を極める「江戸」
巻冊次

3 ISBN 9784584120613

内容説明

紀元前の古代人であれ、現代人の我々であれ、性愛における愉悦は、日常的な感覚から乖離した形容しがたい悦楽であり、時には死にそうになるほどに、全身的な心地よさを与えてくれる歓びである。人間の愛欲、性欲は生殖のためではない。あくまでも神々しいまでの甘美な悦楽のための性愛である。そして、古代の人々が見事なまでに融合させたエロスとユーモアの遺産を、こうした春画の中に垣間見るたびに、驚嘆を隠せない—。大好評!「江戸春画の性愛学」第三弾。

目次

  • 序章 性愛は神遊びであった—歌垣の戯れ
  • 第1章 最古の陽物競べと戯画—枕合戦の楽しみ
  • 第2章 江戸時代の肉筆画—華麗なる春画絵巻の展開
  • 第3章 墨摺艶本の魅惑—春画の奇想とユーモア
  • 第4章 紅嫌い版画の美—粋の色彩版画の創造
  • 第5章 喜多川歌麿の登場—浮世絵美人画の完成
  • 第6章 芸者の時代—新しい遊女の誕生
  • 第7章 ヴァギナの歓び—ネクサスの驚き

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB28412479
  • ISBN
    • 9784584120514
    • 9784584120552
    • 9784584120613
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    3 v.
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ