物語絵巻集
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物語絵巻集
(中世王朝物語全集, 22)
笠間書院, 2019.6
- タイトル読み
-
モノガタリ エマキシュウ
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注記
主な参考文献: 各章末
付: 栞15号 (6p ; 19cm)
収録内容
- 藤の衣物語絵巻
- 下燃物語絵巻
- 豊明絵巻
- なよ竹物語絵巻
- 掃墨物語絵巻
- 葉月物語絵巻
内容説明・目次
内容説明
本巻には、絵巻物の形で伝わった物語、六作品を収める。なかでも『藤の衣物語絵巻』は、質量ともに注目すべき作品である。原物語は、山伏に身をやつした太政大臣の子息とその三人の子供たち(中納言・中宮・僧正)が、剣や笛、物の怪の言葉によってめぐりあうという、父と子の絆を軸とした物語であり、鎌倉時代に成立した物語と推定される。中宮となる女児の母は遊女であり、水辺の遊女の暮らしも描かれており興味深い。一方、白描絵の中にはおびただしい量の画中詞が書き込まれており、絵巻制作時とおぼしき室町時代の口語を反映したものとして、貴重な国語学的資料と考えられる。六作品とも初の現代語訳の試みであり、詳細な注と解説により、物語絵巻の世界を解き明かす。
目次
- 藤の衣物語絵巻
- 下燃物語絵巻
- 豊明絵巻
- なよ竹物語絵巻
- 掃墨物語絵巻
- 葉月物語絵巻
「BOOKデータベース」 より