村上春樹論
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村上春樹論
(黒古一夫近現代作家論集 / 黒古一夫著, 第3巻)
アーツアンドクラフツ, 2019.7
- タイトル読み
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ムラカミ ハルキ ロン
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注記
巻末の編集付記に「本作家論集は、黒古一夫が単行本として刊行した作家論を中心に構成しています」とあり
うしろがき(黒古一夫): p293-297
内容説明・目次
内容説明
1980年代以降、日本および世界の多くの読者を獲得した村上文学を位置づける。
目次
- 村上春樹—「喪失」の物語から「転換」の物語へ
- 第1部 「喪失の物語」—ザ・ロスト・ワールド(一九七〇年の「嵐」—『風の歌を聴け』;一九七〇年の「落とし物」—『1973年のピンボール』;冒険・あるいは“羊”殺しの物語—『羊をめぐる冒険』;一九七〇年からの帰還—『ダンス・ダンス・ダンス』;“喪失”、もしくは“恋愛”の物語—『ノルウェイの森』;終末の時、“私”の行方—『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』;もうひとつの“村上春樹ワールド”—短編小説の世界)
- 第2部 「転換」の物語—「デタッチメント」から「コミットメント」へ(「転換」—九〇年代に;「ねじまき鳥」とは何か、あるいは「歴史」への眼差し;「デタッチメント」から「コミットメント」へ;「コミットメント」の行方)
- 村上春樹批判(「転換」へ—果してそれは実現したか?;「コミットメント」の行方—「迷走」する村上春樹;『1Q84』批判—村上春樹はどこへ行く;「反核スピーチ」批判—私たち日本人は、確かに核に対して「ノー」と叫んできたが…;時代との接点は、どこにあるのか?—『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』を巡って;昔の名前で出ています—『女のいない男たち』批判;文学表現における「コミットメント」とは?—村上春樹『1Q84』と莫言『蛙鳴』との違い)
「BOOKデータベース」 より