この星の絵の具 : 一橋大学の木の下で
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この星の絵の具 : 一橋大学の木の下で
アートダイバー, 2018.12
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コノ ホシ ノ エノグ : ヒトツバシ ダイガク ノ キ ノ シタ デ
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内容説明・目次
内容説明
「これが小林くんの最初の画ね」。なにも描かれていない真っ白なキャンバスを眼の前に、「せんせい」は小林青年にこう言った。恋心をよせていた音楽のせんせい。そのヌードを描く絶好の機会を得た小林青年であったが、初めて手にした油絵の具では、眼の前に横たわる輝くばかりの裸体をキャンバスに移しとることができなかった…。ひとりの青年が、画と出会い、画家として成長していく姿を、自伝小説の形式で語るビルディングスロマン3部作の第1作。
目次
- 1 絵画=空 一九八五‐一九八六(そこに描くんじゃ、遅すぎる!(美しい四角);周吾)
- 2 太陽に描いてもらう/拾ったパネル(クリスマスホワイト 一九八九‐一九九〇)
- 3 空戦 一九九〇‐一九九一(キャンバスを張りながら手で描く!;オープニング(四月十七日);春の嵐—作品=音楽;五月三日の朝だった)
- 4 昔々あるところに…(小林くん、画、描いてみない?;新品の絵の具セット;初めての画;先に寝たやつ相手を起こす(眠りと死))
- 5 絵画の子 一九九二‐一九九六(新しい光;国分寺の画材屋;明るさについて;ライトくん;約四角、約平面のオイル・ウィズ・キャンバス!;トワイライト—マジックアワー;一橋大学の木の下で;存在することで失墜していないもの;この星の絵の具—たくさんの明るさ)
「BOOKデータベース」 より