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モデルネの葛藤

仲正昌樹著

作品社, 2019.7

増補新版

タイトル読み

モデルネ ノ カットウ

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注記

「モデルネの葛藤」(御茶の水書房, 2001年)が底本. "絶対的自我"の自己解体--フリードリヒ・シュレーゲルのフィヒテ批判をめぐって(駒澤大学文学部文化学教室紀要「文化」第18号, 1998年), フリードリヒ・シュレーゲルの詩学における祖国的転回(日本独文学会機関紙「ドイツ文学」第1巻第2分冊[通巻第110号]), シェリングとマルクスを結ぶ「亡霊」たちの系譜「シェリング論集5 交響するロマン主義」(晃洋書房, 2006年)を加筆訂正のうえで増補

内容説明・目次

内容説明

デカルト、カント、フィヒテ、ヘーゲルの正統派哲学に抗した、デリダの“脱構築”の先駆者たち、ヘルダー、シラー、ヘルダリン、シュレーゲル、ノヴァーリス、シェリングら“「自我」に絶えず取り憑き、時として破滅へと導く無意識の深淵を見つめ、言語の主体との緊張関係をテーマ化した”ドイツ・ロマン派をポストモダンの視点から再解釈し、もう一つの“歴史=物語”とその思想の可能性を描く記念碑的大作。

目次

  • 1 フィヒテの“反省”理論の受容
  • 2 初期ロマン派のフィヒテ哲学からの離脱
  • 3 初期ロマン派の脱近代的性格
  • 4 哲学的言語と詩的言語
  • 5 反省の媒体としてのポエジー
  • 6 “テクスト”構築の意味
  • 増補1 “絶対的自我”の自己解体—フリードリヒ・シュレーゲルのフィヒテ批判をめぐって
  • 増補2 フリードリヒ・シュレーゲルの詩学における祖国的転回
  • 増補3 シェリングとマルクスを結ぶ「亡霊」たちの系譜

「BOOKデータベース」 より

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