めぐりあうテクストたち : ブロンテ文学の遺産と影響
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めぐりあうテクストたち : ブロンテ文学の遺産と影響
春風社, 2019.7
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めぐりあうテクストたち : ブロンテ文学の遺産と影響
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メグリアウ テクスト タチ : ブロンテ ブンガク ノ イサン ト エイキョウ
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文献あり
Description and Table of Contents
Description
ディケンズから水村美苗まで、シャーロットとエミリの影響を直接・間接に受けた、あるいは何らかの接点を見出しうる同時代および後世の作家・作品を論じ、新たな読みを提示する。「源泉」としてのブロンテ文学の大きさを明らかにする、多彩な論考20篇。
Table of Contents
- 第1部 呼応する(チャールズ・ディケンズ『ジェイン・エア』と『デイヴィッド・コパフィールド』—創作のプロセスを語る自己形成の物語;ジューズベリー姉妹『シャーリー』と『異母姉妹』—『コリンナ』へのオマージュ;ルイザ・メイ・オルコット 憧れの作家シャーロット・ブロンテ—『ジェイン・エア』の影響と変容)
- 第2部 語り直す(ヘンリー・ジェイムズ『ジェイン・エア』『ヴィレット』と『ねじの回転』—シャーロットの「ラッキー・ボックス」とジェイムズの創造的模倣;ジーン・リース『ジェイン・エア』と『サルガッソーの広い海』—太陽の国の迷い子たち;ダフネ・デュ・モーリア『ジェイン・エア』と『レベッカ』—陰画の奥に秘匿されるもの;アニータ・ブルックナー『秋のホテル』にみる現代女性の苦悩—ロチェスター不在の『ジェイン・エア』を読む;エマ・テナント テクストの戯れが問う女性の幸福—アデールの成長物語を軸として)
- 第3部 響き合う(D.H.ロレンス『カンガルー』に見られる『嵐が丘』の要素—個と社会の葛藤を描く;イーヴリン・ウォー『ジェイン・エア』と『一握の塵』—英国紳士の受難と贖罪の物語;アイリス・マードック『ジェイン・エア』と『ユニコーン』—−自由と監禁をめぐって;カズオ・イシグロ『ジェイン・エア』『ヴィレット』と『遠い山並みの光』他初期作品—語りの空白にみるシャーロット・ブロンテの名残り)
- 第4部 変奏する(エセル・カーニー・ホールズワース『嵐が丘』、『フォー・ゲイツのヘレン』、シネマ—増幅される愛と憎しみの物語;ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)アイルランドなるもの—想像力、語り、そして妖精;樋口一葉 『ジェイン・エア』と『大つごもり』の子どもたち—近代の家族探し;河野多惠子『戯曲 嵐が丘』における食、髪、糸—髪を食べさせる;水村美苗 日本近代小説としての『嵐が丘』—『本格小説』の語りの問題)
- 特別寄稿 『ヴィレット』とメランコリー—ルーシーとポールの性格造形
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