神秘劇をオペラ座へ : バルトークとバラージュの共同作品としての「青ひげ公の城」

書誌事項

神秘劇をオペラ座へ : バルトークとバラージュの共同作品としての「青ひげ公の城」

岡本佳子著

松籟社, 2019.7

タイトル別名

Bartók Béla, Balázs Béla : a kékszakállú herceg vára

A kékszakállú herceg vára

神秘劇をオペラ座へ : バルトークとバラージュの共同作品としての青ひげ公の城

タイトル読み

シンピゲキ オ オペラザ エ : バルトーク ト バラージュ ノ キョウドウ サクヒン トシテノ「アオヒゲコウ ノ シロ」

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注記

参考資料一覧: p275-285

人名索引, 事項索引あり

博士論文 (東京大学, 2014年) を加筆修正したもの

内容説明・目次

内容説明

オペラ史上、特異な存在感を放つ“青ひげ公の城”。筋は起伏に乏しく、群集合唱も派手なバレエもない、しかしその神秘性ゆえに忘れがたい印象を残すこの作品は、いっとき同じ建物に暮らした2人の芸術家によって創りあげられた。彼らが暮らした20世紀初頭ブダペシュトにおける文化的・歴史的文脈を、そして作者2人を取りまく人的交流を踏まえて、この謎めいたオペラを捉え直す。

目次

  • 序章 ブダペシュトテレーズ環状通り17番に住む芸術家たち—「周縁」地域のオペラ作品へのアプローチ
  • 第1章 「国民音楽」の殿堂—ハンガリー・オペラと王立歌劇場
  • 第2章 音楽と演劇における「ハンガリー」の所在—モダニズム運動の多層性
  • 第3章 バルトークとバラージュによる『青ひげ公の城』の制作
  • 補論 亡き作曲家への「回想」—バラージュによるバルトーク像
  • 第4章 バラージュの神秘劇—戯曲としての『青ひげ公の城』
  • 第5章 バルトークの「音楽」—「夢」から「夜」への道筋
  • 終章 オペラ初演、そして別れ
  • 資料

「BOOKデータベース」 より

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