天皇制と歴史学 : 史学史的分析から

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天皇制と歴史学 : 史学史的分析から

宮地正人著

("本の泉社"転換期から学ぶ歴史書シリーズ)

本の泉社, 2019.8

タイトル読み

テンノウセイ ト レキシガク : シガクシテキ ブンセキ カラ

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内容説明・目次

内容説明

この国は「天皇制」の呪縛から解放されているか—。日本人のあいまいな心性の拠りどころを、史料を読み解き、過去をたずね、追究する。幕末から現代までを射程に、歴史と歴史学を問い、イヤな空気感の現代を衝く。史実の怪奇、複雑の絶妙、混沌のリアル、人間の豊穣—興趣つきない歴史探究の書。

目次

  • 序論 天皇制イデオロギーにおける大嘗祭の機能—貞享度の再興より今日まで(中世への訣別;古代の発見・神々の復活;近代への暗転;天皇制国家下の大嘗祭—記紀神話への祭祀の画一化;天皇制ファシズム国家下の大嘗祭—アラヒトガミの国民支配;象徴天皇制下の大嘗祭)
  • 1部 幕末維新変革と歴史認識(幕末・明治前期における歴史認識の構造;混沌のなかの開成所;政治と歴史学—明治期の維新史研究を手掛かりとして)
  • 2部 近・現代天皇制イデオロギー批判と史学史の課題(天皇制ファシズムとそのイデオローグたち—「国民精神文化研究所」を例にとって;『日本文化大観』編修始末記—天皇制ファシズムにおける文化論・文化史の構造;近代主義と近代主義者;史料編纂所の歴史とその課題)

「BOOKデータベース」 より

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