天皇制と歴史学 : 史学史的分析から
著者
書誌事項
天皇制と歴史学 : 史学史的分析から
("本の泉社"転換期から学ぶ歴史書シリーズ)
本の泉社, 2019.8
- タイトル読み
-
テンノウセイ ト レキシガク : シガクシテキ ブンセキ カラ
大学図書館所蔵 件 / 全64件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
この国は「天皇制」の呪縛から解放されているか—。日本人のあいまいな心性の拠りどころを、史料を読み解き、過去をたずね、追究する。幕末から現代までを射程に、歴史と歴史学を問い、イヤな空気感の現代を衝く。史実の怪奇、複雑の絶妙、混沌のリアル、人間の豊穣—興趣つきない歴史探究の書。
目次
- 序論 天皇制イデオロギーにおける大嘗祭の機能—貞享度の再興より今日まで(中世への訣別;古代の発見・神々の復活;近代への暗転;天皇制国家下の大嘗祭—記紀神話への祭祀の画一化;天皇制ファシズム国家下の大嘗祭—アラヒトガミの国民支配;象徴天皇制下の大嘗祭)
- 1部 幕末維新変革と歴史認識(幕末・明治前期における歴史認識の構造;混沌のなかの開成所;政治と歴史学—明治期の維新史研究を手掛かりとして)
- 2部 近・現代天皇制イデオロギー批判と史学史の課題(天皇制ファシズムとそのイデオローグたち—「国民精神文化研究所」を例にとって;『日本文化大観』編修始末記—天皇制ファシズムにおける文化論・文化史の構造;近代主義と近代主義者;史料編纂所の歴史とその課題)
「BOOKデータベース」 より